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夏は虫の季節です。いろいろな虫が訪れますが、晩秋のカメムシとともにこの虫だけは誰からも嫌われます。
「大変だ!ウマサシだ〜!」と家族が叫び騒然とします。誰、彼が蝿叩きを手にして大騒ぎするのが、田屋家の夏の風物詩です。この風物詩の顛末は、トクばあちゃんが蝿叩きで叩いて殺め収めます。ばあちゃん以外は、蝿叩きを手にして騒ぐだけで役に立ちません。ばあちゃんは、この時ばかりはヒーローです。
これからの季節、ウマサシに振り回される時間が多少流れます。
そういえば、蝿叩きも数年見かけなかったのですが…今の蝿叩きは、叩いた虫をつまむピンセットが柄に装着され私が子供の頃にみた蝿叩きより進化していたのです。
「ウマサシ」は刺されるととてもたちが悪いらしく、痛い上に腫れてしばらく跡が残るそうで忌み嫌われます。…蜂のような蝿のような。私にはウマサシが区別出来ません。
ウマサシという虫は今まで聞いたことがないので東北地方に生息する特有の虫なのかと思ってました。
さくらんぼの収穫時に、さくらんぼをパックに詰めている時なども、よくウマサシが作業場に入って来ます。馬を刺して馬も痛がるほどの名にしおう虫らしく、「ウマサシだ〜!」と誰かの声で、作業の手を誰もが休め、立ち上がります。誰かがウマサシを殺めるまで作業が進展しないほどウマサシの影響力は八尾万の虫に比べて大きいのです。
いったいウマサシとは…
ウマサシは漢字で「馬刺し」と宛てます。
「そして馬刺しは、通称で実は、虻(あぶ)だったのです。
盛岡では虻を馬刺しと言うのです。
虻の雌は人畜の血を吸い、雄は花の蜜や樹液を吸うようで、人間にl嫌われているのは雌の方だったのです。
「虻蜂取らず」(あれもこれも狙ってどれも取れず)…
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